無垢フローリングは、直貼り用(じかばり)と捨て貼り用(すてばり)に大きく分類されます。
直貼りとは、文字通り、床スラブに下地材を入れずに、コンクリートの上に直接フローリングを施工することを指し、またその工法に対応したフローリングを直貼り用フローリングと呼びます。
直貼り用無垢フローリング(じかばりようむくふろーりんぐ)は、無垢フローリングの裏に特殊カルプクッション材が貼ってあり、じかに施工できるように商品化されています。釘とボンドを併用して施工する捨て貼り用フローリングとは対照に、直貼用フローリングは、接着剤のみで施工します。
直貼り用フローリングを施工する際は、水分の遮断が大きなポイントとなります。床スラブに直接貼れるようになっているとはいえ、1階土間コンクリートに施工する場合は、地面からの湿気や水分を防水シートや防水コンクリート等で遮断し、さらに施工したスラブの中の、中心部までしっかりと乾燥させたうえで施工します。また、フローリングをコンクリート等の上に直接貼って施工しますので、下地モルタル面が平滑であることも大切です。下地面に部分的な欠けや割れなどがある場合は、きちんと補修し、平滑になるようにします。
捨て貼り用の無垢フローリング(すてばりようむくふろーりんぐ)は、床組の根太に12ミリ程度の下地合板を設置し、その上に無垢フローリングを接着剤と釘を使って施工します。無垢フローリングの施工方法としては最も一般的な工法です。根太の上に下地をすることで、床の構造がしっかりとし、床下からの湿気や冷気等も遮ります。また、床鳴りなどの施工後の不具合の防止にもなります。
上の画像は、捨て貼り工法で施工しているところです。この現場は、床暖房を使用しています。まず、床暖房用の工事をし、下地材を貼る際に、床暖房機器を避けて床板を貼れるようにピッチをマーキングをします。
直貼り用フローリング あります。
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