羽目板・フローリングの実加工【相決り・相じゃくり】
読み方: あいじゃくり
実(さね)とは、板の側面につけた凸凹の加工のことを言います。通常、突起の凸部分を雄実(おざね)、凹部分を雌実(めざね)と呼びます。フローリングや縁甲板を組み合わせるための木材加工です。この実の加工のひとつが相決り加工(あいじゃくり)です。(下記写真参照) フローリング用の「本実加工」に対して、あいじゃくり加工は羽目板に加工されていることが多いです。雄雌の合わせ部分が、カキ状になっており、これを組むことで施工します。長さ方向(長手)に加工されているものに加えて、巾方向(羽目板などの端の部分・短手)の雄雌の加工をエンドマッチと呼びます。一枚の板に対して、四面すべてに実加工されているものを四方実と呼びます。また、表面がぴったりと合うようになっているものは「突き付け加工」、組み合わせたときに隙間から雄実が見えるようになっているものを「目透し加工」と呼びます。目透し加工は、腰壁や羽目板によく使われます。
当材木屋でも、相じゃくり加工された商品を取り扱っています。リフォームに最適な薄さ6ミリのフローリングです。相じゃくり加工されているので、壁や天井に貼っても、隙間から下地が見えることはありません。
ブログでも業界用語を紹介しています。
このほかにも、いろんな加工方法があります。下記はほんの一例です。